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大好きだった先生は、個性を大切にしていた

小学生時代の話です。
私は5年生の頃、学校に行きたくありませんでした。
というのも担任の先生が、図工の作品を悪い例としてクラス全員の前で紹介したり、授業中に回答が分からなかった生徒を全員の前でクズ呼ばわりしたりと、精神的にとても怖い方だったからです。
いまとなっては反論したい気持ちが山々ですが、当時はクラス全員、自分たちが悪いという共通認識でした。
しかし6年生の時、私はとても良い先生に恵まれました。
担任となったA先生は子供を笑わせることに長けた方で、6年生になってからは毎日がとても楽しく、授業にも積極的に参加するようになり、成績もグンと伸びた記憶があります。
前者の先生と比べて、大きな違いがあるとすれば、それは『個性の尊重』だったと思います。
私は成人してからA先生とお話する機会があり、教師として大切にしていたことを伺ってみました。
すると、「必ず毎日、全員の名前を呼んで話しかけること」と、「誰もが良い面と悪い面も持っているので、矯正するのではなく、人として許されるかどうかを基準に叱るようにしている」ことを大切にしているそうです。
教育が難しいのは、学校や家庭、職場においても同じです。
単に型にハマるように育てれば良いわけではないと分かっていても、上手くいかないことがほとんどです。
しかし個人を見つめ、個人に合った指導をすることで、人は100%の力を発揮して、成長できるのかもしれません。

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